クライアントUAC常時昇格

通常、クライアントで動作しているクライアントプログラムは管理者権限でログオンしているユーザーであっても、UACの制御下にあります。
マネージャーからのリモート操作などで管理者権限の昇格を要求する処理を行った場合、画面が暗転して承認を求めるウィンドウが表示されます。

「クライアントのUAC常時昇格」を対象クライアントに対して実行する事で、クライアントプログラムは常時昇格権限で動作します。
この状態でリモート操作などを行うと、承認を求めるウィンドウが表示されることなく実行が可能となります。

昇格する
「昇格する」ボタンを押すと、対象のクライアントの昇格処理が行われます。
このとき、クライアントの接続は一時途絶しますが、自動的に回復します。(数十秒~数分以内)
以降、シャットダウン、再起動を行っても、クライアントプログラムは昇格権限を持った状態で動作します。
 

昇格しない
機能を通常の状態(非昇格)に戻す場合は、「昇格しない」ボタンを押してください。

調整時間
クライアントコンピューターがログオンする際、クライアントプログラムは一時的にシステム(OS)のUAC状態変更処理を行います。
クライアントコンピューターのハードウェア、システム設定、ポリシー、ネットワーク、他のアプリケーションなどの環境によって、昇格動作が正常に行えない事があります。
このような場合、「調整時間」の値を変更することで改善されることがあります。
ほとんどの環境では初期値の値で問題ありませんが、ログオン時に昇格動作に関するメッセージが表示される場合は、値を調整してみてください。
調整単位は1000ms単位(1秒)で増減させてください。状況によっては60000ms(60秒)以上の調整時間が必要な場合もあります。

設定確認
現在の設定内容と昇格状態を確認するには、「設定確認」ボタンを押します。
取得した結果はリストの「情報」欄に表示されます。

注意
本機能はログオンしているユーザーが管理者権限を持たない場合、機能しません。
クライアントプログラムが昇格権限を持っていても、システムの改変や特殊なプログラムの実行を行う場合、承認を求めるウィンドウが表示される事があります。
そのような場合は、「UACの有効無効化」機能にてUACを完全に無効にする必要があります。