クライアントプログラムの更新や、本製品のバージョンアップを自動で行います。
サーバーの共有フォルダに更新ファイルを配置しておくだけで、プログラムの更新作業を自動で行うことが可能となります。
自動更新は、「起動時の自動実行設定」の機能を利用して行われます。
本機能を利用するには、配信サーバーの設定などを事前に必ず行ってください。
プログラムの更新は、プログラム単位の更新(パッチ)と、製品全体の更新(バージョンアップ)の二通りがあります。
更新プログラムの適用(パッチ)
クライアントプログラムの一部を更新する際に利用します。
開発元より提供された更新プログラムをManagerrフォルダ配下の「UpPatch」フォルダに格納します。
このとき、過去のファイルが残っていないことを十分に確認してください。
更新プログラムは同時に複数の登録、実行が可能です。
「作成」ボタンを押すと、flxファイルとcmxファイルが「UpFile」フォルダ内に作成されます。
更新プログラムが複数有る場合でも、1つの圧縮ファイル(flxファイル)に統合されます。
cmxファイルは選択されたクライアント分作成されます。
全てのファイルをサーバーの共有フォルダに配置して準備は完了します。
更新処理が完了したクライアントのcmxファイルはサーバーから削除されます。
全てのcmxファイルがサーバーから自動削除された後で、flxファイルの削除を手動で行ってください。
バージョンアップ
クライアントプログラム全体のバージョンアップを行います。
開発元より提供されたバージョンアップインストールプログラムをManagerフォルダ配下の「UpVersion」フォルダに格納します。
このとき、過去のファイルが残っていないことを十分に確認してください。
格納するバージョンアップファイルは必ず一つだけで、flxファイルになります。
「作成」ボタンを押すと、flxファイルとcmxファイルが「UpFile」フォルダ内に作成されます。
cmxファイルは選択されたクライアント分作成されます。
全てのファイルをサーバーの共有フォルダに配置して準備は完了します。
更新処理が完了したクライアントのcmxファイルはサーバーから削除されます。
全てのcmxファイルがサーバーから自動削除された後で、flxファイルの削除を手動で行ってください。
「更新プログラムの適用」、「バージョンアップ」ともに、クライアントが次回起動したときに実行されます。
直ちに更新を行いたい場合は、クライアントを再起動させてください。
注意
バージョンアップの場合、クライアントが起動してから処理を完了するまで、数分から最大10分程度の時間を要します。
この間は絶対にクライアントをシャットダウンさせないようにしてください。
バージョンアップ処理中、万一シャットダウンが行われると、プログラムの動作に障害が発生する可能性があります。
自動更新が成功すると、マネージャーとの通信が回復します。
10分以上経過しても、クライアントと通信が行えない場合は、何らかの原因で更新に失敗したことが考えられます。
その際は、一度そのクライアントを手動で再起動してください。
更新に成功して通信が回復しても、全ての機能が有効にはなりません。(更新内容によって異なります。)
基本的には、次回起動時以降に正式利用が可能になるとお考えください。
詳しい動作のしくみは「起動時の自動実行設定」および「起動時の自動実行ファイル作成」のページを参照してください。
「起動時の自動実行設定」機能にて設定された自動実行ファイルがサーバーに存在する場合、作成された日時の関係でプログラムの自動更新が実行されないことがあります。
クライアントでは最新のcmxファイルのみ実行する使用となっていますので注意が必要です。
確実な更新を行うためには、サーバー内に他の自動実行ファイルが存在しないようにしてください。