Webサイト規制ファイルの自動配布

通常、クライアントに対してWebサイト規制ファイルの配布を行うには、「Webサイト規制」にて「規制ファイル配布」の操作をマネージャーから手動で行います。
この方法では、実行時に起動していないクライアントには配布が行えないことになります。
以下に説明する「Webサイト規制ファイルの自動配布」機能を利用することで、このような不都合を回避することが可能です。

共有フォルダに規制するURLが登録された「Webサイト規制ファイル(URLBlock.dat)」を配置しておくことで、クライアントが起動したときに自動ダウンロードして適用させることができます。
配布するWebサイト規制ファイルは「Webサイト規制の登録」にて作成します。
本機能を利用するには、対象となる起動中のクライアントをリストにて選択し、以下の設定を行います。

利用する、利用しない
本機能を利用するか、しないかを選択します。
「利用しない」を選択した場合、以降の設定の有無に拘わらず機能は無効となります。

Webサイト規制ファイルの配布サーバー
Webサイト規制ファイルを配置するサーバーの共有フォルダをUNC名で記述します。
ここで登録したフォルダ内に配置したWebサイト規制ファイルは、全クライアント共通に配布されます。
本項目の設定が空欄であったり設定値が適正でない場合、クライアント側で本機能は実行されません。

共有フォルダアクセス用ユーザー名
クライアントが共有フォルダに接続するときに使用するユーザー名(アカウント名)を記述します。

共有フォルダアクセス用パスワード
クライアントが共有フォルダに接続するときに使用するパスワードを記述します。

暗号化する
「共有フォルダアクセス用ユーザー名」および「共有フォルダアクセス用パスワード」がクライアント側に登録される際、設定値を暗号化します。
セキュリティ確保上、設定することが推奨されます。
暗号化する場合、設定値には日本語の文字列を使用することは出来ません。(半角の英数字のみ)

タイムアウト
クライアントが何らかの理由でサーバーとの接続に失敗したり、ファイルのダウンロードが出来ない場合、設定した時間で処理を中断します。
設定値は秒単位とします。

設定
「設定」ボタンを押すと、設定された内容がクライアントに送信され、クライアント側のレジストリに保存されます。

設定確認
クライアントに設定されている内容を確認できます。
クライアントから取得した設定内容は、クライアントリストの「情報」欄に表示されます。

注意
・Webサイト規制ファイルのファイル名は「URLBlock.dat」から変更することは出来ません。
・サーバーからのWebサイト規制ファイルのダウンロードは、クライアントPCが起動した時になります。(ログオン時ではありません。)
・共有フォルダは、配信性能や同時接続数などの関係で、クライアントOS上ではなく、サーバーOS上に設置されることをお勧めします。
・共有フォルダにWebサイト規制ファイルが存在しない場合、前回起動時に適用されていたWebサイト規制ファイルの内容で利用制限が課せられます。
・共有フォルダには、適切なアクセス権限を与えてください。

【動作条件】
・複数のクライアントを選択して同時実行が可能です。
・クライアントの状態が「ログオフ」、「ログオン」共に実行可能です。