リムーバブルの利用制限登録

利用を許可するUSBデバイス(リムーバブルデバイス)の登録、管理を行います。
制限の対象となるデバイスは、OSのデバイスマネージャーで「ディスクドライブ」、「ポータブルデバイス」として認識される物になります。(クラスが「DiskDrive」、「WPD」の物)
USBメモリやUSB接続のHDD、デジタルカメラの他、iPhone、iPad、Android スマートフォン,Android タブレットなどが対象となります。

登録画面が表示されている状態で、USBデバイスをマネージャーPCに接続すると「シリアル番号」、「ベンダー名」、「製品名」が自動取得され、ウィンドウ下部の入力欄に表示されます。
初めて接続するデバイスはドライバーの登録に時間が掛かるため、正常な情報取得が出来ない事があります。
取得した内容が正常でない場合、一度切断して再接続することで正常に取得できる場合があります。
USBデバイスの仕様によっては「ベンダー名」と「製品名」が取得出来なかったり、誤った情報が取得されることがありますので手動で補正してください。
シリアル番号が取得されなかった場合、そのUSBデバイスはこの機能では管理できないことになります。

必要に応じて、「使用者」および「メモ」の入力を行います。
リスト内の複数のUSBデバイスを選択して「一括入力」することも可能です。

クライアントコンピューターにおいてUSBデバイスの識別に利用するのはシリアル番号だけで、その他の項目は参照しません。
従って、シリアル番号以外の項目は空欄でもかまいません。

追加登録
「追加登録」ボタンを押すと、入力欄の内容がリストに登録されます。
この時、接続したUSBデバイスは自動的にシステムから取り外されます。
登録せずにUSBデバイスの取り外しだけを行いたい場合は、「取り外し」ボタンを押します。
ポータブルデバイス(WPD)については、自動切断は行いません。

リスト内のUSBデバイスを選択(複数可)し、「削除」ボタンを押すとリストから削除されます。

「保存終了」ボタンを押すと、リストの登録内容をファイルに保存して終了します。

ログから読込
USBデバイスの登録を、回収されたログファイル又はログアラート記録から抽出することが出来ます。
この方法では登録するUSBデバイス本体を管理者側に回収する必要はなく、すでに利用中のUSBデバイスの登録には最適と言えます。
ログからUSBデバイス情報を取得するには、ログの記録内容として「デバイスの利用」が設定されている必要があります。
「ログから読込」ボタンを押し、読み込むログファイルを選択してください。
「使用者」欄には記録されたときのユーザー名が、「メモ」欄にはコンピュータ名と記録日時が出力されます。

ログアラート
機能を利用してデバイスの利用情報だけを集中的に収集するのも効果的です。
ログアラート表示
から登録対象の項目だけを別ファイルに出力してから読み込むことで効率的な登録が可能となります。

保存終了
登録作業の完了後、「保存終了」ボタンを押して登録内容を管理ファイルに保存してください。

配布用ファイル作成
リムーバブル管理ファイルの自動配布」にて使用するファイルを作成します。
保存するフォルダを指定し「OK」ボタンを押してファイルを保存します。
ファイル名は「RmvSer.dat」となり、変更することは出来ません。
本ファイルは暗号化されており、エディタ等で内容を確認したり、変更することは出来ません。
作成した「RmvSer.dat」は、指定されたサーバーの共有フォルダにそのまま配置してください。
※「リムーバブルの利用制限」の「管理ファイル配布」にてクライアントに配布されるファイルは、本機能で作成するものとは異なります。

クリップボードへデータをコピー
リスト上で「Alt」キーを押しながら右クリックすると、クリックしたカラムの文字列をクリップボードにコピーする事が出来ます。